医院名 |
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イリョウホウジンシャダンエジマイイン 医療法人社団 江島医院 |
院長 |
ヤマキド ヒデト 山木戸 英人 |
住所 |
〒734-0015 広島県広島市南区宇品御幸2-5-7 |
診療科目 |
内科、小児科、呼吸器内科、アレルギー科、放射線科 |
電話番号 |
082-251-2525 |
喘息(ぜんそく)は、気管支に慢性炎症があり、気道過敏性が亢進し、さまざまな刺激で気管支が狭窄し、呼吸困難をきたす疾患です。小児で5~7%、成人で3~5%が患っています。悪性疾患では無いのですが、コントロール不良だと死亡する事もあり、我が国では1995年に7253名亡くなりましたが、2012年には1874名に減少しています。ステロイド吸入薬の販売量の増加とともに減少してきており、抗炎症作用の強いステロイド吸入療法が現在最も基本的な治療と考えられています。現在、喘息死亡患者の約90%は65歳以上の高齢者となっており、この原因としてはCOPD合併や認知症によりステロイド吸入療法が適正に行われていないことが考えられます。COPD治療併用や吸入療法の指導など患者教育を繰り返す必要があります。
喘息死亡者の重症度は、軽症7.4%、中等症33.0%、重症39.2%、不明20.3%となっており、軽症だからといって決して安心できるものではありません。
上記に当てはまる場合は、より注意深く加療していくことが必要であり、また患者教育が必要になります。
※刺激とは:ちょっと走る(運動)、階段、坂道を上がる、大声で笑う、ホコリやタバコの煙、疲労やストレス
このような症状があるあなたは、ぜんそくかもしれません
ぜんそくは、気道にアレルギー性炎症が起こり、気道が狭くなる病気です。
ぜんそくは、“気道が狭くなる病気”と考えられていました。
行われていたのは、症状がでた時だけ薬を使う“一時しのぎ治療”でした。
ぜんそくは、“気道に炎症が起こる病気”と考えられるようになりました。
症状がない時でも、症状がでないように毎日薬を使うことが大切です。
発作の前ぶれを感じたり、ゼーゼ―し始めたら、早めに速効性の気管支拡張薬を吸入しましょう。決して苦しいのを我慢してはいけません。
発作が激しくなった場合は、発作治療薬として医師に指示された回数の速効性の気管支拡張薬を吸入するなどし、効果がみられないときは速やかに医師の治療を受けましょう。